汗をかいて体質改善
汗をかいて体質改善。 イヤな汗のニオイは毎日のエクササイズで治す?!
ムシムシする季節が近づくと、急に気になりだすのが「汗」。
電車の中やエレベーターの中など、ムワ~~~ンと汗のニオイが
漂ってくるのは不快ですよね。
汗をかいた人がそばに立つと、(ああっ、これ以上近寄らないで!)
と内心思ってしまったり、 (もしかして自分の汗がクサイのでは?)
と気になりだすと、さらに汗がドバっと出て恥ずかしい思いをしてしまいます。
そんなイヤ~な「汗」ですが、実は汗を定期的にかくことで、
汗のニオイが軽減できるって知ってましたか?
「えっ!? 汗をかいたら、もっと汗が匂うのでは!?」
と思ってしまいがちですが、実は逆。
まずは、そのメカニズムをご説明しましょう。
■汗には「良い汗」と「悪い汗」がある!
人間の汗は、エクリン腺という汗腺から分泌されます。
エクリン腺では、血液に含まれる水分をポンプのように吸い上げて、
汗として分泌します。
血液から水分を取り出す際に一緒に吸い上げた塩分やミネラルを、
もう一度血液中に戻す必要があります。
きちんと血液にミネラル分を戻すことができれば、
さらっとした「良い汗」がでますし、戻すことができなければ、
ミネラル分を含んだ粘っこい「悪い汗」をかくことになります。
「良い汗」は、ほとんどが水分なので、ニオイも少なく、すぐに乾きます。
いっぽう「悪い汗」は、ミネラル分が肌や衣服について、
悪臭の原因になります。また、粘っこくて蒸発しにくく、
汗ジミになりやすいものです。
ですから、汗のニオイを軽減させるなら、
「悪い汗」ではなく「良い汗」をかける体質になるのが近道なのです!
■きちんと汗をかけば、良い汗をつくれる!
「良い汗」をかくには、汗腺の機能をきちんと働かせることが大事です。
汗腺は、使わないと機能の働きが鈍くなります。
つまり、きちんと汗をかく習慣をつければ、汗腺の機能も正常に働くのです!
現代的な生活では、クーラーを使ったりして、
日常ではなかなか汗をかく機会がありません。
ですから、運動によって定期的に汗をかくことがよいのです。
それでは、どの位の運動を行えばよいのでしょうか?
■良い汗づくりには、有酸素運動がオススメ!
良い汗をかける体づくりを心がけるなら、有酸素運動が一番おすすめです。
有酸素運動によって、体内の乳酸も増えにくくなり、
匂いの原因であるアンモニアの分泌も軽減できます。
有酸素運動といっても色々ありますが、たとえば「軽いジョギング」や
「ウォーキング」でも効果があります。
ポイントは、必ず20分以上、息が上がらない程度に運動を続けることです。
20分が過ぎると、体内の脂肪酸が消化されはじめます。
また、汗をかくことで汗腺に詰まっていた老廃物も取り除くことができますから、
必ず汗をかくように心がけてください。
運動後にはシャワーでしっかりと汗を流し、
水分とミネラル分の補給もお忘れなく。
毎日の有酸素運動で「良い汗」をかける体をつくって、
汗のニオイの悩みからサヨナラしましょう♪