汗と水の飲み方
汗が気になる人の、正しい水の飲み方、間違った飲み方とは?
夏が近づいてくると、汗を頻繁にかくようになります。
汗をかくと、どうしてもノドが乾いてくるもの。
ですから、「夏場は頻繁に水分補給をしなさい」と昔から言われています。
ちょっと待って!
あなたの水の飲み方は、それで大丈夫でしょうか?
えっ!? 水の飲み方なんて、体調管理になにか関係するのですか?
ええ、あるんです。
水の飲み方一つを変えるだけで、汗をやたらとかかない体質になれたり、
効率よく水分補給をできるようになるんですよ。
それでは、どのように水を飲めばよいのでしょうか?
今日は、水の飲み方についてご説明しましょう。
■水は代謝に必要不可欠な飲み物
人はどうして水を飲むのでしょう?
それは体内の水分バランスを調整するためです。
人間の体の約6割が水分だと言われています。
その水分量が減ってしまうと、全身に酸素を上手く運べなくなり、
体温の調節も一定にできません。
いわゆる脱水症状は、酸素を運ぶ役割の水が無くなることで、
酸素不足となり、体温の調節もできなくなるのです。
ですから、水は常に体の6割を満たしておく必要があります。
また、水は代謝を高めるためにも必要な物質です。
体内から水分が減ると代謝能力が低下し、疲れやすくなり、
むくみや便秘などにも繋がります。
■足りていますか? あなたの水分量チェック
あなたの体には水分がきちんと足りていますか?
以下の項目でチェックしてみましょう。
1)毎日、水を1リットル以下しか飲まない
2)コーヒーや紅茶が好きだ
3)アルコールを毎日飲む
4)朝起きたらすごく喉がかわく
5)少しでも汗をかく運動をするのは、週にゼロ~2日以内だ
6)揚げ物やしょっぱい食べ物が好き
7)体臭がくさいといわれる/自覚がある
8)頭皮や皮膚があぶらっこい
9)尿の色が濃い、くさい
10)汗がねっとりしている、臭う
いかがでしたか?
イエスが5個以上の人は、水分不足レッドカードです。
1~4個の人もイエローカードですから、
日々の生活の見直しを始めたほうがよいでしょう。
■きちんと水分をとるには、水の飲み方が大切!
水分量チェックでレッドカードの人はもちろん、
日々の生活で水をきちんと摂るように心がけることがとても大切です。
ならば、「水を飲めばいいんだろう」と、部活後の男子生徒のように
冷たい水をゴクゴク飲めばいいというものではありません。
どちらかと言えば逆で、冷たくない水を、ちびちび飲むことがよいのです。
冷たい水を急にゴクゴク飲むと、一気に体温が下がり、血管が収縮します。
それにより、胃腸が弱ったり、
皮膚へ浸透する力が下がってしまうのです。
人間が一度に水分を吸収できる量は、約180ccと言われています。
ですから、それ以上を一度に飲んでも意味がないのです。
無駄な水分は体内に上手く吸収されることなく、
汗や尿などによってすぐに排出されてしまいます。
暑いからといって、水をゴクゴク飲むとそのまま汗となり、
またその汗が暑さを呼んでしまうという悪循環に陥るのです。
汗をたくさんかきたくないぞ~!
という人は、水を沢山飲むのではなく、ちびちびと飲むように心がけるとよいですね。
それでは、水のよい飲み方をまとめてみましょう。
●常温の水をちびちびと飲もう。
●最大180ccを数回にわけて、1日1.5リットル以上を目標に飲もう。
●ビールやジュース、コーヒーではなく、水を飲もう。
以上です。簡単ですね!
水をきちんと飲んで、健康な毎日を過ごしましょう~♪