紫外線によるダメージ
汗よりも紫外線がキケン?!きちんと塗りたい日焼け止め
暑い日に屋外に出ると、途端に滝のようにドドっと汗が流れます。
ハンカチで押さえても押さえても、すぐに顔からも汗がドドドッ。
しかし、汗ばかり気にしていてはダメなんです。
夏は、汗よりも恐ろしいものがあるんですよ。
それは……紫外線です!
さまざまな健康被害を及ぼす紫外線
汗はそもそも人間の自然な生理現象で、汗を出す必要があるときに
きちんと出せないと逆に代謝が悪くなります。
ただ、見た目がよく見えなかったり、服や肌がベトベトになる不快さがあるため、
きちんと汗ケアをしたほうが何かとよいのです。
それに比べて紫外線は、ケアをしないとどんどん体にダメージが増えます。
「昔は日焼け止めなんて無かったから」と、軽んじているといつのまにか肌もシワシワ、
さらには皮膚以外の部分にも被害が出てしまうのです。
たとえば紫外線によるダメージには、次のようなものがあります。
●皮膚の日焼け、黒ずみ、角質化
●皮膚の老化(歳をとるにつれて、シミ・シワが増える)
●皮膚の免疫力低下
●光線過敏症
●目への悪影響(角膜症・白内障の原因に)
●髪質の劣化(髪の乾燥、フケ・かゆみの原因に)
今だけOKはダメ! 歳を取ると増える紫外線ダメージ
一昔前までは「小麦色に焼けた肌は健康的」というイメージがありました。
たしかに、こんがりと焼けた肌はカッコイイものです。
しかし、カッコイイのはその時だけで、紫外線を受けすぎた細胞は
メラニン色素を含んだまま皮膚に定着してしまいます。
時間が経過すると、そのメラニン色素が結合してシミを作り出すのです。
歳をとってくると、黒ずんだ皮膚やシミはなかなか取り去ることが難しくなります。
あとで後悔しないように、若い時からなるべく紫外線を沢山浴びないように
心がけることが大切なんですね。
家の中にいても降り注ぐ紫外線! その対策は?
日焼け止めは外出時だけ塗るものと思っていませんか?
実は、家の中の紫外線も非常に多いんです。
紫外線は直射日光以外にも、反射光にも沢山含まれています。
つまり家の中でも、自然光で目で見える範囲には紫外線が
多かれ少なかれ含まれているといえます。
それでは、普段の生活で気をつけたい紫外線対策をまとめてみましょう。
1)一日の紫外線の多い時間は、朝10時~午後4時ころ。
2)直射日光をさけ、日陰を歩くようにしましょう。
日陰(屋内)にいるときも日焼け止めを忘れずに。
3)日傘や帽子を使いましょう。
4)夏も肌の露出の高い服を避け、長袖や長ズボンを着用しましょう。
最近は、夏でも快適に着用できるUV機能つきの上着などが販売されています。
5)大きめのサングラスを着用しましょう。
目から入る紫外線は肌のメラニン色素を増やす要因とも言われています。
隙間から紫外線が入らないように、なるべく大きめのサングラスが好ましいですね。
6)日焼け止めをきちんと塗りましょう。
家の中でもSPF15以上のものを、3~5時間おきに塗り直すことで
きちんとした効果が期待できます。
シミや日焼けを治すにはビタミンCを多く含んだ食事も効果的です。
栄養のバランスもしっかり整えて、今年の夏は紫外線ケアにとりくみましょうね。
コラム担当 : 安田