脇の手術をお考えですか?
脇の手術をお考えですか?
夏場や人前で、気がつけば脇がぐっしょり……。
「あー、穴があったら入りたい!」と何度も思った経験がある方も多いかと思います。
もちろん私もその一人。
この脇汗が止まるといいなあ……と、いろいろな制汗剤や脇汗パットなど、あらゆる方法を試してきましたが、
いちいち制汗剤を塗ったりパットを換えるのは、とっても面倒。
「いっそのこと、脇汗の原因を取り除いてしまえば楽だなあ!」と思い、
手術による治療法について調べてみたことがあります。
脇汗がひどい状態(多汗症)を治す治療法には、大きく分けて切開をする方法と、
切開をせずに治す方法があります。
まず切開をするもので、ポピュラーなものに交感神経遮断手術があります。
この手術は、脇の下を2ミリほど切開し、発汗の元となる交感神経を遮断するというもので、
美容整形外科やペインクリニックで受けることができます。手術自体は10分程度で終わり、
縫合も行わないため、日帰り手術も可能です。
脇の下に傷がある状態なので、手術後は1~2週間は腕を動かせないなど不自由がありますが、
約1ヶ月ほどで完治するとのことです。気になる手術費用は40万円前後で、
保険適用をすれば3割負担だと10万円程度で受けることができます。
交感神経遮断手術を受ければ、手術した場所の汗はピタリと止まるそうですが、
切開をするという精神的な負担と、副作用が出るというリスクもあります。
この手術を受けた人の約8割が、代償性発汗という身体の他の場所から発汗するという
副作用が出たという事例もあり、それも心配です。
また、手術といっても、神経を遮断せずに、
超音波メスでアポクリン腺とエクリン腺を破壊する超音波メス法もあります。
こちらは皮下組織が残るため、完全に皮膚が剥離せずに傷が治りやすいというメリットがあります。
切開をせずに脇汗(多汗症)を治す方法もあります。
ボトックス注射は、臭いの元となるアポクリン腺と、
汗の元となるエクリン腺の働きを抑えるポツリヌス菌(ポツリヌストキシン)を注射して、
ワキガの臭いや脇汗の量を抑えるという治療法です。
脇に注射をするだけなので時間もかからず、
大きな痛みを伴わないのが最大の利点ですが、
効果が続くのは半年~1年程度で、再発したらまた注射する必要があります。
ボトックス注射は比較的副作用の少ないものとして知られていますが、
注射後に頭痛がしたり、局所顔面麻痺になるという報告も出ています。
ボトックス注射は、美容整形外科で約10万円程度で受けることができます。
このように、脇汗を元から治す治療法や手術など対策法はいろいろあります。