寝汗がひどいのは病気のせい?原因についてご紹介
寝汗がひどいのは病気のせい?原因についてご紹介
朝、気が付けばパジャマがぐっしょりするほどの寝汗に悩んではいませんか。
慌ててシャワーを浴び、通学・出勤前の時間を取られて困る……。そんな状況を経験すると、「もしかして寝汗がひどいのは病気ではないだろうか」と不安になるかもしれません。
さて、その寝汗がひどいという状態、一時的なものなのでしょうか。それとも病気なのでしょうか。自分でできる見分け方をお伝えしたいと思います。
一時的なもののとき
風邪気味のとき、ストレスを感じているときは、一過性の寝汗をかきます。これは、どんな方でも経験済みでしょう。発熱による発汗は風邪の症状のひとつです。風邪さえ治ってしまえば、寝汗がひどい状況はすぐに脱するはずです。
ストレスによる発汗もまた、ほとんど一時的なものでしょう。自律神経が乱れることにより、汗腺の働きが活発になっているのです。ストレス解消法を覚えたり、仕事を忘れる趣味を持ったりすることで、ストレスとうまく付き合う方法を覚えることで解決することもあります。
【病気のとき】甲状腺異常
いわゆる「バセドウ病」のときにも、寝汗がひどいという現象を経験します。ホルモンの異常分泌により、新陳代謝が活発になるのがこの病気の特徴。何もしていなくても、疲れや汗、速い脈拍、暑さを感じてしまうのです。
軽度ならば特に問題はありませんが、あまりに症状が進んでしまうと、「椅子に座っているのも辛い」ほどになります。寝汗がひどいこと以外に、異様な疲れ、心拍数増加を感じたら、内科を受診してください。バセドウ病が疑われる場合は、甲状腺の診断に慣れた専門医を紹介してくれるでしょう。
【病気のとき】肺結核
空気中を漂う結核菌を吸い込み、その菌が根付いてしまったとき、人は肺結核という病気にかかってしまいます。発病する人・しない人がいますが、どんな方でも菌を吸い込んでしまった場合、肺の中では“戦い”が始まります。
細胞性免疫能が菌の動きを封じ込めようとし始めると、微熱が出ます。ここまでは風邪と同じ状況ですが、相手が結核菌となれば、一時的なものとはいえないケースが出てきます。完全に菌を追い出すことはむずかしく、体調の良いとき・悪いときで菌が静かになる・活発化するということを繰り返すことがあるのです。
症状としては「風邪かな」と思ってしまうものですが、あまりに長期にわたり寝汗がひどい・せきが出る・微熱が出るを繰り返すようならば肺結核を疑わなければならないでしょう。
【病気のとき】自律神経失調症
寝汗がひどいという症状以外にも、日中も多く汗をかく、めまいがする、だるい、睡眠の質が悪いなどの現象に悩まされていれば、自律神経失調症を疑わなければならないでしょう。
自律神経失調症とは、交感神経というアクセル、副交感神経というブレーキのバランスが悪くなり、アクセルを踏みっぱなしの状況に陥ってしまうことをいいます。呼吸も心拍数も、汗腺もフル稼働してしまうのです。
このようなことは誰にでも起きうることですから、恥ずかしがらずにかかりつけのお医者様に相談してください。
【病気のとき】更年期障害
女性の月ごとのサイクルもまた、ホルモンが司っています。ホルモンのバランスの崩れにより、生理周期が狂ったりしはじめれば、そろそろ更年期を意識しなければなりません。関与するホルモンが先に挙げたバセドウ病とは異なりますが、同じくホルモンの分泌に影響されているのがこの更年期障害です。
寝汗がひどい状況を含め、イライラする、寝つきが悪い、気持ちが沈みがちといった症状を呈することから、自分自身だけでなく周囲の人との折り合いが悪くなってしまうこともありえます。ちょっとでも「病気かな、更年期障害かな」と思ったのならば、早めに婦人科へ。ホルモン補充や漢方薬といったものの処方で、ホルモンのバランスを整える方策を探ってくれます。
寝汗がひどいという状況とうまく付き合う
病気であれ、いたって「平常」であれ、寝汗そのものへの対策が必要となります。寝ている間に相当量の汗をかくのですから、病気を疑うと同時に、寝汗がひどい状況とも上手に付き合う方策を練らなければなりません。
たとえば、枕元に水筒を置いておき脱水症状に陥らないようにする、パジャマは汗を吸う素材のものを選ぶ、吸汗性のあるシーツや敷きパッドを使用するなどで、体のケアを行えるようにしましょう。病気はお医者様にお任せするとして、寝汗がひどいという現象に対しては自分で心がけることも多くあります。
「寝汗がひどい」―どのような方にも有効なのは?
風邪であろうと、ホルモン異常であろうと、どのような方にも必要なことがあります。それは「リラックスできる状況・時間を作ること」です。何かとストレスを抱えてしまう現代人ですから、そこから健康という守るべきものが崩されていくのは辛いことです。心を守るのと同時に免疫力を高めるためにも、ゆっくりとした時間、没頭できる趣味を見つけることはとても重要です。
寝汗がひどいという状況への対処をしながら、リラックスを心がけましょう。それでも寝汗がひどい状態が続くようであれば、病院へ。
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